2020.03.14
Q&A
質問:うちの家紋は「抱き茗荷(みょうが)」とおばあちゃんから聞いたのですが、
どういういわれがありますか?先祖は農家だったということですか?
A:茗荷はおいしい食物ですが、「先祖が農家」と限られたことではありません。
ショウガ科である「茗荷」の花をモチーフに作られた家紋ではあります。
しかしながらこの「抱き茗荷」の謂れは「茗荷」という野菜ではなく
「ミョウガ」という読み方、その「音」にあります。
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「冥加(ミョウガ)」という言葉をご存じでしょうか。
「神仏から知らない間に受ける恩恵のこと」もしくは「幸運」のことを言います。
この「冥加」と同じ語呂になる「茗荷」の花をモチーフにした家紋を掲げることで、
「冥加」の恩恵を受けようと神社仏閣で利用された経緯のようです。
余談ではありますが、「杏葉(ギョウヨウ)」をご存じでしょうか。
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漢字の通り「杏(あんず)」の葉をモチーフにしていると思われがちですが、
実際は
『「杏の葉」をモチーフにした「杏葉」という「馬具」をモチーフに作られた』家紋です。
したがって
「杏がよく採れるから」ではなく
「武士」の家柄の可能性が強くなる訳です。
ちなみに浄土宗の宗紋は杏葉(ギョウヨウ)」ですが、
「杏葉」自体の形も少し変わってみえ、
さらに囲っている丸枠が下の部分だけ太くなっており
「月影杏葉(ツキカゲギョウヨウ)」と呼ばれます。
家紋の少しの違いが、その家系のルーツが分かることがあります。
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