質問:焼香へすすむ順番ってあるの?
A、全国的に「喪主が一番初めにされる」ということ以外はありません。
ちなみに社葬の場合はその前に葬儀委員長がされます。
大方どこのご家庭も喪主が先頭で行い、
その後は血縁関係で近い方から家族単位で焼香されることが多いようです。
しかしこれにも決まりはありません。
親族間でお式の前に話し合われ、
その順番で席を変わっておかれることをおすすめします。
焼香に際し、お気をつけ頂きたいことが2点あります。
一つ目は、遠慮ばかりして一番最後に焼香を行おうとする行為です。
「止め焼香(とめしょうこう)」をご存じでしょうか。
親族や一般参列者の最後に焼香することです。
式中に行う焼香を文字通り止めるための区切りの焼香です(これ以降の焼香は式後に案内されます)。
この「止め焼香」は親族の中で喪主以外の責任者や中心人物、
もしくは参列者の中で(故人にとって)特別な方、
時には導師と一緒にお経をあげてみえる脇僧や副導師と呼ばれる方々がされます。
まったくこの「止め焼香」が知られていない地域もありますが、
それでもこの風習に沿ったお式をされている可能性もありますのでお気を付けください。
二つ目は、式中に焼香の順番を譲り合う行為はしてはいけません。
とあるお坊様にお尋ねしたところ仰ってみえました。
「皆様は何をしに来られたのか。亡き人を弔うためですよね。
お経を聞き、亡き人との在りし日を偲んで、手を合わせることがすべてじゃないですか。
焼香の順番って関係ありますか?
そのやりとりをするだけで、自分だけでなく相手の方の弔う時間を割いてしまっているのですよ。」と。
仰る通りだと思いませんか。
親族間で焼香の順番で問題があるのなら
お式が始まる前に親族間で打ち合わせをしておくことが必要です。
ですから、親族の方は早めに式場に入っておくことが必要なのです。
では、もし何かの理由で開式直前にしか入れず、
ご案内された席で、他の皆様よりも先に焼香をご案内されたらどうしますか?
その時は、速やかに焼香にお進みください。
それでも目上の方に失礼だったとお考えなら、
式後にその目上の方へ一言ご挨拶に伺って下さい。
一番大事なのは、自分も、相手も「弔う」ことに集中頂くことです。
こうも考えてみて下さい。
もし自分が故人になり、
自分のために焼香にすすんでもらうのなら、
順番は関係ありますか?
それよりも自分のために弔い、
手を合わせて下さっていることの方がありがたいのではないですか?
「亡き故人を偲び、手を合わせる。ということだけ集中すべきだと思います。




