質問:身内が亡くなり、お通夜やお葬式に来られる親族への接待用にお茶菓子を買ってくるよう姑に言われました。和菓子屋さんに行って色々な和菓子を買っていったら、姑に「上用饅頭に決まっているでしょ」と怒られました。何か理由があるのですか?上用饅頭じゃなければダメなのですか?
A:上用饅頭は“お餅”の代わりとするところがあります。
見た目が団子に似ているところからです。
この“お餅”についての由来はこちらをご覧下さい。
→質問:お餅がお供えで必要とお寺さまに言われました。どういういわれがありますか?
お茶菓子は上用饅頭でなければいけないということはありません。
実際私がお手伝いした例を書いてみましたので、宜しければご覧ください。
私がお葬式のお手伝いを始めてからというもの、
いろいろなものに興味が出てきて、
調べてきました。
上記の通り、元々お米にいわれがあり、
そのお米をお供えするためにお餅に加工してきました。
そのお餅の代わりに上用饅頭を利用するという流れでした。
それで故人に対してのお供え物も兼ね、
参列の方々への振舞いに上用饅頭が利用された経緯のようです。
しかしながら、
参列される方々のお茶菓子として“上用饅頭”でなければいけないというのは
その限りではないようです。
17年ほど前、私はある1件のお葬式をお手伝いすることになりました。
高齢のお爺様のお葬式をお手伝いするとき、
そのお爺様のひととなりを伺ったときです。
「お爺ちゃんのところへ行くときに“大福”を買っていくと、満面の笑みを浮かべてね…」
というエピソードをお聞きしました。
その時に閃いたのです。
お米にいわれがあり、お供えしていたお餅に似ているからという理由で上用饅頭を利用したのなら、
大福だってお餅に代用になるのではと。
そこで私はお茶菓子の代わりに大福を準備することを提案。
参列された方々は、はじめ驚かれていたものの、
都度、大福へのエピソードを聞かれ、
その場に座り、
お茶を飲みながら、
そして大福を頬張りながら、
おのおのが知っているお爺様との思い出話をされてみえました。
もちろん、祭壇には皆様のものより少し大きめの大福をお供えしました。
ちなみに皆様に大福と一緒におしぼりも準備しました。
もちろんお寺様にも。

この時は大福をお餅の代理として使用しましたが、
祭壇にお餅や一膳飯といったお供え物がされているなら、
参列されている方には、こうして上用饅頭の代わりに、
故人様の好物をご準備されたケースがいくつもありました。
例えば、おはぎ(ぼたもち)や麩饅頭、草餅や桜餅。
こうした和菓子に留まらず、たくさんのいろいろな駄菓子をご準備されたこともありました。
その時のエピソードは
「お婆ちゃんの家に行くといつもいろんな駄菓子がたくさん出てきてね…」といったものでした。
お茶菓子一つにも、そこに故人との想い出があるのならと準備、
振舞うことも“偲ぶ”ということではないでしょうか。
そうしたお式に参列された方は故人を思い出し、
また知らなかった故人の姿を知ることで、
手を合わせることに“想い”が生まれてきます。
様々な思い出話をお聞かせいただければこうしたお葬式のご提案をしていきます。
ご相談はいつでもオリジナル自宅葬儀社へどうぞ。
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