2020.05.19
Q&A
質問:焼香するときにいつも迷うのですが、手に付いたお香はどうすれば良いのですか?
火種の上で指をこすり合わせて落していましたが。
A:指をこすりながらお香を落とすのは焼香作法としてふさわしくありません。指に付いたお香は炭の上ではなく、お香をつまんだ場所で指をこすって払って下さい。
“焼香”は字のとおり、“お香を焼く(焚く)”行為です。
いわれは諸説あり、
「お釈迦様が亡くなられた(入滅)ときに、香木を燃やし火葬した(荼毘に伏した)ことからお亡くなりになった方のためにお香を焚き、故人様を入滅のときと同じ環境にしてあげる」
「お香を焚き、身を清め仏様にお会いする準備をする」など様々です。
行動としては“お香を焚く”ために、『お香をつまみ、火種にお香を落とす』のです。
これは故人様のためであったり、自らを清めるための行為と言ってもよいでしょう。

しかしながら、指を“こすりながら”落とすのは何のためでしょうか。これは指についたお香を払い、自分の指を綺麗にするためであり、これでは目的が随分離れてしまいます。ですので、指をこすりながらお香を落とすのは焼香作法としてふさわしくありません。指に付いたお香は焼香の際、はじめにお香をつまんだ位置に手をやりそこで指を払うのがマナーです。
余談ですが、最後に、次に焼香される方のために、自分がお香をつまんだ跡を均(なら)しておくと良いですよ。マナーとは誰かのためにという想いで行う作法のことですので。




