2019.07.20
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あるお葬式のお打合せをしました。
亡くなられたのはお父様。
お母様は何年も前に他界されました。
お母様は2人の子供を連れての再婚。
お母様が亡くなられた後も、血の繋がりはありませんが、
この2人のために一所懸命に働き、
我が子のように育てられたそうです。
暮らしは決して裕福ではなかったそうです。
ただ、ただ誠実に。
そのお父様の姿を見て二人のお子様は社会人になられました。
その矢先のお父様のご不幸。
2人のお子様は何とかお葬式の準備をされましたが、社会人になられたばかり。
お寺様のお布施が捻出できない状況でした。
それでも連絡だけはとお子様方はお寺にご連絡されました。
お布施が捻出できないため、
お葬式の後、日を改めてお経をあげて欲しいと。
1時間後、和尚様が来られました。
2人のお子様はお布施が渡せないことを言って頭を下げられました。
すると和尚様は、
「私は、お父さんがあなた方を育てるために懸命に働いてきたことを知っている。
お寺にもよくきて頂き、本堂で手を合わせていた姿も知っている。
私の気持ちとして、
せめて一巻(いっかん)お経をあげさせていただけないか。」
と仰られました。
2人のお子様は目に涙を浮べてみえました。
この旦那様のお気持ちは、きっと周りの皆様にも届いてみえたのでしょうね。
このあとたくさんのご友人の方々もお参りにお越しになり、思い出話などして和やかに過ごしてみえました。




