質問:創価学会って宗教なのですか?
A:お釈迦様が説かれた「法華経」というお経を重んじる仏教です。
※創価学会への信仰を促すものではありません。
ルーツは日蓮宗にあります。
それまでの仏教は禅宗などに代表されるように、
自分で修行をすることが中心の考え方でした。
この後登場する浄土宗や時宗、そして浄土真宗は、厳しい修行を積まずとも、
念仏を唱えることにより世間で生活する人々も救済されるという考え方でした。
日蓮宗もそうした考え方でした。
ただ、浄土宗、時宗、浄土真宗は「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱え、
阿弥陀如来を信仰するという教えに対し、
日蓮宗は「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と唱え、
「法華経(ほけきょう:誰もが平等に成仏できますというお釈迦様の教え)」
を信仰するという教えでした。
他の宗派は周りの宗派との共存の立場をとっていましたが、
法華経の信仰こそが正しい教えであり日本の国教とするべき。
そうしなければ国内での災いや国外からの攻撃をうけるであろうという考え。)」
をまとめ、その書をこの時代の最高権力者である北条時頼に提出しました。
この「立正安国論」の内容はまたたくまに広がり、日蓮は浄土宗宗徒から襲撃を受け、
さらには北条時頼から流罪に処されました。
この頃蒙古(現在のモンゴル)や高麗(現在の中国)からの襲撃(元寇)や
国内の天変地異が起こり、日蓮は再度この「立正安国論」の正当性を主張しましたが、
受け入れられませんでした。
日蓮の功績が認められたのは入滅後のことでした。

日蓮のお墓
日蓮は亡くなる直前に6人の弟子
法華経信仰の今後を託しました。
この6名が日蓮の教えをさらに追究していきました。
そして考え方が分かれていきます。
本仏を、
法華経を説いた「お釈迦様」とするのか、それとも日蓮宗開祖の「日蓮」とするのか。
さらに「妙法蓮華経」を前半と後半に分けて考え、
前半も後半もすべて同等に重要であるとする考え方(一致派)と
後半こそ重要であるとする考え方(勝劣派)など、分かれていきました。
その中で日興が
(他の5名は日蓮を同じ修行をしている身(菩薩)とし「日蓮聖人(日蓮上人)」と呼んでいます)
静岡県富士宮市にある大石寺を総本山としています。
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1937年、尋常小学校の校長であった牧口常三郎(初代会長)と、
戸田城聖(当時理事長)ら当時の教育者などが集い、
日蓮の仏法精神に基づく教育者の育成と雑誌の発行を目的とする「創価教育学会」ができました。
この「創価教育学会」は日蓮正宗の一部として活動を開始しました。
ただ、治安維持法や第二次世界大戦に関わる軍部や政府の策略によりその活動は弾圧を受け、
その中で牧口常三郎は逮捕、さらに獄中で亡くなるなど、その存続が危ぶまれることが何度もありました。
1945年、戸田城聖(2代目会長)が「創価学会」と名を改め、1952年には宗教法人となりました。
池田大作が3代目会長に就任した折に日蓮正宗総本山大石寺の第67代法主日顕との間にトラブルがあり、
「創価学会」と「日蓮正宗」は袂を分かち、各々の信仰を行うようになりました。
最近は、宗教宗派のことを良くわからず、周囲の噂を鵜呑みにし、批判する方がみえます。
「創価学会」はそうした風評被害に苦しんだ宗教の一つと捉えています。
宗教のことは中々調べることが大変ですが、
調べてみると「そういう考え方もあるのか」と自分自身の「死生観」が広がりますね。



