オリジナル自宅葬儀社

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守ってきた気持ち  ~築100年のご自宅でのお葬儀~

施行事例

今回お手伝いしたお葬式のご様子です。

こちらのご自宅は築100年以上経過していました。

故人様も、そのお父様もおじい様もこのお家で生まれ育ったとのことでした。

故人の人生で引越しや転居を迫られたことが何度もあったそうです。

それでも代々引き継いできた家を守るという気持ちが固く、故人様はその生涯をこの家で過ごされました。

 

お葬式の日程はお子様のお仕事の都合でお亡くなりになった日から3日後になりました。

亡くなられた翌日、ご自宅の飾り付けに伺いました。

 

和室二部屋に白幕を張り、畳に敷物を準備しました。

 

飾っている最中、何度もお連れ合い様がお部屋に来て、いろいろとお話を伺うことができました。

 

出会われたときのこと。

嫁いできてからのこと。

お子様が立派に成長されたこと。

そして家族が増えたときのこと。

 

どのお話も、そこに「思いやり」が感じられ、

心が温かくなりました。

 

お話をお聞きしながら準備を続けました。

二部屋続きの和室には襖があります。

その襖を外すとポトッと何かが落ちました。

連れ合い様と何が落ちたか確認したところ、

それは一匹のヤモリでした。

 

「ヤモリ」は「家守」とも書き、家の守り神として縁起の良い生き物として知られています。

「きっと、ずっと家を守ってくれていたんだね」とお連れ合い様が仰られました。

 

準備も終わり、お式についていろいろとお打合せを行いました。

お葬式の日は晴れると良いですねとお声掛けしましたところ、

「その日は雨が降るって!」とのお返事がありました。

携帯やテレビで天気予報を調べても雨でした。

 

自宅での通夜にはご家族以外にもお参りの方が何名かおみえになりました。

祭壇には故人様の飲みかけのウヰスキーのボトルとタバコをお供えしました。

それをご覧になりながら、思い出話があちこちから聞こえてきました。

 

そして葬儀当日。

 

快晴。

 

天気予報を覆したこの天気は、故人様夫婦をはじめご家族の皆様の“人徳”だと思いました。

 

 

お葬式から数日経過し、ご挨拶に伺いましたところ、

お連れ合い様から感謝の言葉を頂戴しました。

その後で一言こう仰られました。

「あのこ、まだ居てくれたよ」と。

 

故人様のご冥福をきっと“あのこ”も祈ってくれていると思います。

 

見守ってくれています。

 

 

 

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